電気設備工事の内容
電灯・コンセント設備
分電盤から照明やコンセントまでの配線と器具類の設置
高圧受変電設備
電力会社から送られてくる高圧の電気を建物内で使用できるようにする設備の工事
LAN配線設備
建物の中にインターネットサーバーなどのLAN配線ケーブルを通すための工事
防災設備
自動火災報知設備や誘導灯設備、非常放送設備などの設置
オール電化
住宅やオフィスなどの建物内の家電以外のものもすべて電気を
利用してまかなうシステムの設置
感震ブレーカー設置のすすめ
感震ブレーカーとは、地震の揺れを感知して自動的に電気回路を遮断する装置のことです。
この装置は、地震が発生した際に家庭やビルの電気設備に過剰な電流やショートが生じるのを防ぎ、
火災などの二次災害を未然に防ぐために設置されます。
感震ブレーカーの仕組み
感震ブレーカーは、地震の揺れを感知するセンサーを搭載しています。揺れを検知すると、
即座に電気の供給を停止するため、以下のような安全対策が施されています。
地震の検出: まず、感震ブレーカーに内蔵された加速度センサーやジャイロセンサーが
地震の揺れを感知します。センサーは微細な振動を即座に感知し、そのデータを処理して
地震であるかどうかを判別します。
電気回路の遮断: 地震と判定された場合、感震ブレーカーは即座に電気回路を遮断します。
これにより、電気機器が揺れによるショートや過電流によって発火するリスクを減らすことができます。
再接続のタイミング: 地震が収まった後、電気の回路は自動的に再接続されることもあれば、
手動で再接続するタイプもあります。再接続のタイミングや方法は、機種によって異なります。
感震ブレーカーの利点
火災の防止: 地震が起きた後に電気のショートや過電流で火災が発生することを防ぐため、
特に重要な防災装置です。
家屋の安全: 地震による停電や火災などを防ぐことで、住民の安全を守る役割を果たします。
簡単な設置: 一般的に、感震ブレーカーは既存の電気設備に簡単に取り付けることができ、
特別な工事が必要ないことが多いです。
設置場所と対象
感震ブレーカーは、家庭の分電盤や、工場・オフィスビルの電気設備に設置
されることが多いです。
特に、家電製品や工業機械が多く稼働する場所での使用が推奨されます。
なお、最近では防災意識の高まりとともに、家庭用の感震ブレーカーも普及しています。
日本における感震ブレーカーの普及
日本は地震の多い国であり、感震ブレーカーの普及が進んでいます。
特に大地震が発生した後、火災や電気のトラブルによる被害が
多かったため、これを防ぐために多くの家庭や
公共施設が感震ブレーカーを導入しています。
まとめ
感震ブレーカーは、地震発生時に電気回路を自動的に遮断する装置で、
火災の予防や二次災害を防ぐために重要な役割を果たします。特に日本では、
地震による電気トラブルを防ぐため、家庭や事業所での導入が進んでいます。