本日積雪で、数名のスタッフが早退しました。中でもこのような雪景色の報告が届きました。
「まことに小さな国が、開化期を迎えようとしている」……そんな壮大なナレーションが聞こえてきそうな空模様ですが、今日私たちが直面しているのは国家の命運ではなく、目の前の「坂の上の雪」です。
司馬遼太郎氏の描いた主人公たちが、坂の上の青い天に輝く一朶(いちだ)の雲を目指して歩んだように、今の私たちは、ただひたすらに「自宅」というゴールを目指し、真っ白な坂道を一歩ずつ踏みしめています。
しかし、この雪はなかなかに手強い。
ふり仰ぐ坂道は、もはや情緒ある風景ではなく、帰宅を阻む難所へと姿を変えました。ノーマルタイヤの恐怖や足元の覚束なさに、心の中の「広瀬武夫」や「秋山好古」が「直ちに撤退せよ」と警笛を鳴らしているかのようです。
同僚の皆さん、今は「坂の上の雲」を掴みに行く時ではありません。
「坂の上の雪」がこれ以上深くならないうちに、速やかに、かつ安全にこの戦場(オフィス)を離脱しましょう。
今日という日は、無事に家路に就くことこそが最大の勝利。
「前へ、前へ」の精神は雪道ではなく、温かいココアを淹れる瞬間のために取っておきましょう。
皆様、どうぞ足元に気をつけて。本日は早めの解散、撤収です!

